Mashiro Chronicle

長文をまとめる練習中 割となんでも書く雑食派

音楽理論0の印象論的オススメアニソン2018春

一ヶ月ぶりのエントリーは少しだけ気が早いがアニソンで。気が早い、というのは、まだ今期の主題歌がすべて発売されていない、という意味。

 

ここで話す「アニソン」については、2018冬オススメアニソンの記事の冒頭を参照して欲しい。毎回書くと長いし。

 

それから、一応前回はつけておいた、「一作品につき一曲」の縛りを解いた。理由はいろいろあるが、一番大きいものは、「さほど意味がなかった」。

 

前置きはこれくらいにして、早速今回も7曲、つらつらと書き連ねていきたい。

 


 

1.「Crosswalk」『あまんちゅ!~あどばんす~」OP

youtu.be

 

一曲目はみのりんご。個人的にはワルキューレの頃から応援している。こういう声質はサトジュン(注:アニメ監督の佐藤順一のこと)好みかなあと思っていたら、なんと本当にサトジュン作品のOPを担当してしまった。まあワルキューレの頃から北川勝利あたりとは親交があったわけだし、そういった意味でも不思議ではなかったのかもしれない(実際にOPへの起用を決めたのは音楽プロデューサー側だと思われるが。それでも『ARIA』シリーズと同じ人ではあるんだけどね)。

この曲にしても北川勝利の作編曲。作詞は坂本真綾なので、要は「風は予告なく吹く」の体制。ストリングス編曲に河野伸が関わっているので、もう少しだけ坂本真綾寄りか? どちらにせよそういう雰囲気の曲。

導入部はストリングスのみなんだが、拍を強調しない特徴はすぐに消える。むしろ、Aメロからポンポン付点でリズムを押し出していく――雰囲気自体は落ち着いたものになるよう、上手く編曲してあるのだが。

鈴木みのりはキチンと歌詞の変化曲調の変化を掴んでいて、声の透明感を維持しながら、しっかりと歌を自分のものにしている。彼女の応援を続けたくなる、そんな珠玉の一曲だ。

 

 

2.「ハロー、ハロー」『あまんちゅ!~あどばんす〜』ED

youtu.be

 

はい坂本真綾。完。

今回は彼女自身が作詞作曲を担当。シングルカットされた、しかも表題曲だと実はこれが初めて? そんなことない? 配信限定なら『たまゆら ~卒業写真~』の「これから」があるけれど。

編曲の渡辺善太郎はこれまでも何曲か坂本真綾の楽曲に関わっている。坂本自身が作詞作曲したものにこだわるなら、アルバム「FOLLOW ME UP!」の「FOLLOW ME」など。多分直近で一番世間で評価されたのは同じアルバムの「ロードムービー」。まあこの曲は作詞作曲も強い(語彙喪失)けどね。シングルの形で発売されていないので、アルバムを手に取るか配信でどうぞ。

多分、歌詞としては「ハロー、ハロー……」と繰り返したところよりも、「私はここにいました」の方が大切なんだろう。いや、逆だろうか――「私はここにいました」によって「ハロー……」の意味が決定される、と捉える方が自然か。未来がどこにあるかは分からないし、未来の自分がどこにいるかも分からない。分かっていることは、今自分はどこにいて、どちらを向いているか、ということだけ。ひょっとしたら、未来の自分はまったく別のところにいるのかもしれない。それでも、少なくとも今は自分が向いている方向に進んでいくのだし、全然違う場所にいる未来の自分にしても、一度は今私が向いている方向へ進んだはずだ。そう考えると、未来の自分に「ハロー」と声をかけるのは、無邪気な仕草以上の何かになれるのかもしれない。少なくとも、坂本真綾の二十年は、彼女に無邪気さ以外の何かをもたらしたはずである。

とにかく、みんな『あまんちゅ! ~あどばんす~』を観よう。格段にいい仕上がりになっている。

 

 

3.「涙はみせない」『こみっくがーるず』ED

 

なんとまさかの動画・音源なし。何か一つくらい用意してくれると嬉しいんだけどなあ……。いや、アニメ公式には確かにMUSICのページの痕跡があるのだが、未だにComimg Soonになっている。発売は来週5月30日。果たして大丈夫なのだろうか。ちなみにOPの「Memories」と同じシングル。

主役たるかおす先生の味のある歌い方が大変話題になった『こみっくがーるず』。OPの「まっすろな未来」(「まっしろな未来」)も相当な衝撃だったが、EDにしてもどっこいである。もちろんキャラづくりの一環としてそう歌っているのだろう。

癖のある歌い方をした人が一人いたから、では曲はまとまらなかったかというとそうでもなく、むしろこういうおおらかさがアニソンにはまだ残っているのだなあと思わされる結果になった。

こういうリズムの曲は歌うのがかなり難しいんだけど、それも無理なくこなしていて、高いレベルでまとまった一曲になったかと。

 

 

4.「Make debut!」『ウマ娘 プリティーダービー」OP

youtu.be

 

今期の曲としていいのかどうかは限りなく微妙だったが、以前書いたとおり、ここで扱っている「アニソン」は「実際にアニメで使われた」というキツめの定義を採用しているので、逆にここで紹介できることに。

アニメのための書き下ろし曲だったそう。心配する必要はなかった。

音楽についてはいろんな人が色々書いていると思うので、少し競馬の知識から。タイトルの「Make debut!」からして競馬をかなり意識していることが窺える(メイクデビューは日本の競馬では新馬戦のこと。要は若いサラブレッドが初めて出るレース)。それを数多あるウマ娘の曲の中からアニメのOPにしたのだからなかなかセンスがある。冒頭の管楽器もおそらく出走前ファンファーレを意識しているのだと思う。GⅠ(むっちゃ大きいレース)だと有名どころが生演奏する風景が中継される。

個人的に凄いなあと思ったのは、OPの最初、スペシャルウィークが歌っているシーンのライティング(撮影)。暗いんだけれど、きちんとスぺの輪郭が捉えられる。スポットライトの当て方も秀逸で、テカり過ぎない、眩し過ぎない、ちょうどいい塩梅になっていた。はい、まったく音楽関係ない話終わり。

 

 

5.「オトモダチフィルム」『多田くんは恋をしない』OP

youtu.be

 

実はオーイシマサヨシ名義でシングルを出すのはかの「君じゃなきゃダメみたい」以来らしい。名盤「仮歌」はアルバムだし、その中に入っている曲のほとんどはシングルになっていない。特に「ようこそジャパリパークへ」以降(広い意味での)アニソン界では常に名前を見かける存在になっただけに、意外な感じもする。おそらく、楽曲提供がメインの仕事だったことが影響しているのだろう。

しかしキャッチ―な曲である。オーイシ自身がアニメ放映時間になる度にツイートでネタにする「ぱっぱどぅわ……」のコーラスからして、聞くものの注意を引きつけて離さない。

多分全体で見ればかなりの種類の楽器を扱っていて、しかもサビはそれなりに鳴らしているのに、うるささはあまり感じない。賑やかさを保ちながらうるさくならないというのは、バランスがいいということなのだと思う。思えば「君じゃなきゃ~」の頃からそういうのは得意な人だったなあ、と。音を集める場所を拍に(小節に)合わせることでリズムを意識させまとまりを作っているのがポイントか。

個人的にはピアノとギターが好き。

カップリングの「ぜんぶ君のせいだ」もオススメ。オーイシは元々こちらをOPにするつもりだったそう。

 

 

6.「流星」『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』OP

youtu.be

※MVは15秒前後から

 

アニメのタイトルが長い。

藍井エイルの復帰曲。さすがにまだ声量というか声の力強さというかはもう一段階伸びそうだが、随所で彼女の才能を見せつけてくれる。

初めてGGOの1話を見た時は主題歌の情報まで仕入れていなかったので、なかなかいい声色の歌手だなあとしか思っていなかった。認識を改めたのはBメロ(Cメロ?)。いやあ、あれをさらりと歌いこなすのは素人には無理。こういう付点やら連符やらで忙しい部分でも(言葉の)発音がきっちりしていて、格の差を見せつけているかのよう。子音の立て方で雰囲気やらなんやら色々変わるのだが、そこまで意識を向けるのは大変なんだよねえ……。

とにかく、復帰一曲目ではあるが、いや、むしろ復帰一曲目だからこそ、藍井エイルの新たなマスターピースになりそうな曲が生まれたことを喜びたい。

 

 

7.「LUPIN TROIS 2018」『ルパン三世 PART5』OP

youtu.be

 

説明不要。

 


 

文章の長さとオススメ度合いにはなんの相関もない。いや疲れて書く量が減ったとかでもない。単に文章の量が多いかどうかだけ。

 

ここに挙げたの以外だと、今期は田村ゆかりが頑張っている――一体今は何年なのだろう。『ラストピリオド』など。『ラストピリオド』だと私はEDの方が好みだったけど。

 

いや、相変わらず音楽の紹介は下手で申し訳ない限り、精進したい。